キミだけをずっと



翌日、学校では…


あの話しで盛り上がっていた。



「璃沙達聞いて〜!北高の男子からメアドゲットしたよ!」


「よくやった杏里!」



璃沙と紗良が杏里を祝っていた。



「おはよー♪」


「あっ、愛美!昨日はついて来てくれてありがとう♪」


「よかったね!名前とか聞いた?」



璃沙達もその話しに夢中だった。



「前田彰太だって」


「名前カッコイイじゃん!」



女四人で朝から盛り上がっていると、朝練組の男子達が教室へ入ってきた。



「何朝から騒いでんの?」



四人で盛り上がっているのを気になって大樹が無表情で話し掛けてきた。



「佐野には知らなくて良し!」



紗良が大樹にあっさりと言い放った。



「何だよそれ…」



苦笑いしながら大樹はクラスの男子達の輪へ入って行った。




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