キミだけをずっと



「それ、信じていいよね?」



低くて小さな声で私の耳元に囁いた。



「当たり前でしょ?」



大樹の距離に心臓がドキドキしていた私


すると大樹はいきなりしゃがみ込んだ。



「よかった〜!」


「えっ?」



いきなり笑い出した大樹に私は?になっていた。



「なんか俺、馬鹿だよな〜
勢い余って愛美を連れ出してさ」


「大樹は馬鹿とかじゃないよ?」



私も大樹の隣に座った。



「大樹は昔から優しかった。今日もだって手伝ってくれたし…」


「そっか、よかった♪」



大樹はいつもの笑顔が戻ってきた。


さっとその場を立った私は大樹に



「次は、二人三脚でしょ?もう行くよ。」


「おぅ」




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