キミだけをずっと
Episode 4
(( 手段を選ばず ))
放課後になり、バックを肩にかけて廊下へ出ようとすると
「愛美、今から空いてる?」
璃沙たちが私に話しかけてきた
後ろを振り向き、少し苦笑いして
「ゴメン。今日は…」
言いかけた時、背後から私の肩に片腕をかける大樹がいた
「俺が予約してたから、悪いな!」
大樹は璃沙たちに笑顔を向ける
「…じゃあまた明日ね!」
手を振った後、大樹と並んで教室から出た
「何、あれ…」
「さぁ〜」
「私も放課後、雄大とどこか行きたーい」
教室に残された璃沙たちが嘆いていた。
「あれ、雄大は?」
「あれ?さっきまでいたのに」