キミだけをずっと
藤村が靴箱から外靴を手に取り、地面に落として
「あ〜そういえば!」
俺は財布から100円玉を二枚出して、コーヒーのボタンを押した瞬間にだった
それも俺にとって1番聞きたくもなかったことを口にした
「さっき教室の前を通ったら、あの噂の転校生と濱田が一緒にいたぞ」
「…なんだって?」
ガタッと落ちたコーヒーに全く気付かずただ藤村を見ていた
「佐野、コーヒーもう出てるぞ!」
「お、おぉ」
藤村に言われて他に別のジュースのボタンを押し、ガタッと落ちた音がして中腰でコーヒーとジュースを手に取った
その場から走って教室へ向かった
「雄大、お前何考えててんだよ」
一人呟きながら階段を登りながらジュース類をバックに入れた
すると教室の階がある階段になると遠くから男女の話し声が聞こえてきた