キミだけをずっと



誰もいない靴箱で靴を履き変え、駐輪場へ向かい自転車を取り出していると



リーンリーン♪



ポケットに入れていた携帯がなっていた


手をポケットに突っ込んで携帯を取り出した


開いた瞬間には電話が切れていた



「ん?誰だよ…」



ピッピ…


[着信一件あり]

[送信者:荒川亮佑]



それは北谷高校の荒川からだった


俺は折り返し電話をかけ直した



プルルルル プルルルル

ブチ…



「あ、俺だけど…」




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