男子校にお嬢様!?
体育祭なのかあ!?
♡雪姫side♡
「おまえの部屋ここ。一応、部屋は別々だけど中はドアで区切られてて、俺等の部屋と繋がってんから」
はぁッ!!何それ―――――――!?
「ぇえ!?」
「あ、兄貴もう戻ってんじゃね?おまえ、知ってんだろ?行ってくれば?」
「ぇ・・・」
そんな事言ったって・・・。
もう・・・何年も経ってるし・・・。
あたしの事、忘れてるかも・・・・。
「あ。朔耶。ん・・?そいつ、もしかして・・・・雪姫・・?」
えっ!?慎吾君??
うわー。あたしの知ってる慎吾君と全然違う・・・・。
なんだろ・・・・。カッコイイ!うん!!
黒髪がすごく似合ってて爽やかって感じ!
弟の坂木森朔耶とは真逆。朔耶↖(めんどくさいから呼び捨て)は、髪茶色だし、ちょっと意地悪っぽい顔してんもんなー。
「あぁ、こいつが凶暴お嬢様の雪姫」
はぁ?凶暴は余計でしょぅがっ!!
「何さッッ!!!」
「雪姫、俺。覚えてる?」
覚えてますとも!!
「うん!!慎吾君・・・大人っぽくなったね・・・」
「そう?雪姫は前より明るくなったね。俺の知ってる雪姫はすごい怖がりで大人しい子だったから」
「こいつが大人しくて、怖がり?何かの間違えだろ」
ちょっと、何その言い方!?
「そんな事ないもん!」