恋するホイッスル☆~サッカー少年へ~
何がかな?????
ハテナを飛ばしながら首を傾げる私をみてまた佐野君は悪い、と呟いた。
「…実は、さ。サッカー部のマネージャーを白鳥に頼めないかなと、思い、まして」
「……!」
佐野君は気まずそうに頬を掻きながら、斜め下を向いていた。
「喜んで!!!!」
「……そか」
嬉しい!!!
佐野君から直接マネージャーしてもらいたいなんて。
「私頑張るね!!」
「……おう」
あまりの嬉しさにニコニコしっぱなしな顔で佐野君に頑張る宣言した。
そこで、さっきまで翔子達と話していた内容を思い出す。
自分で持ちかけておきながら、自分だけ抜け駆けみたいなことは出来ない。
「ねぇ佐野君、翔子と亜実子も駄目かな?」
「あぁー」
少し困った顔になった佐野君。
流石に多すぎるかな?
「うちのサッカー部、マネージャーはスカウト制なんだよね」
な・ん・だ・そ・れ