恋するホイッスル☆~サッカー少年へ~

一旦自室に戻ってから制服に着替え、大きな赤いチェックのリボンが付いたゴムと鞄2つを手に、下へまた下りる。

リビングに行ったらお兄ちゃん以外のパパと小夏が朝食を食べていた。

二人におはようと挨拶をし、そのまま脱衣室へ髪を結びに行く。

大きい鏡の前でポニーテールに髪を結ぶ。

赤いチェックのリボンが上にくるよう、調整。


急いでトリュフを冷蔵庫から取り出し、ラッピングする。

弁当を鞄にしまい、全てが終わり時計を見ると遅刻寸前の時間だった。


「∑きゃーー!いってきまーす」


家族のいってらっしゃいに見送られ、家を出た。




走って走って、遅刻せずに学校に着いた。

教室に入ると、翔子が本を読んでいた。


「おはよう、翔子」

「おはよう」


相変わらず綺麗に微笑むなぁ、翔子は。

亜実子の席をみると、鞄は置いてなかったからまだ来てない。

もうすぐチャイム鳴るけど大丈夫なのかな?

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