恋するホイッスル☆~サッカー少年へ~

放課後、皆が着替え終わった後に部室でジャージに着替えて相田先輩に着いていった。

大方のマネージャー業務を教えてもらい、皆の練習内容、タイムを計ったりなど相田先輩私たちに付きっきりでいいのか!?と言いたくなるくらい1日みっちり教えてもらった。

亜実子は、放課後なのに本日一番のテンションで相田先輩の隣を常にキープしてた。


最後に皆にドリンクとタオルを配り終え部活終了。

まだ夕日が明るい時間帯だけど、皆が帰ってくる前に制服にお着替え。
部室に帰ってきた皆の中に佐野くんだけ居なかった。


「…あれ?」

私が呟いたのを聞いていたのか、翔子が口を開いた。

「キャプテン、佐野はどこに?」

「あぁ、佐野なら自主練だよ。裏庭にいると思うよ」

「裏庭、ですか」


意味わかんない、って顔の翔子。
私もわかんない。

この前はグラウンドだったのに。


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