恋するホイッスル☆~サッカー少年へ~
「どうも、白鳥小春です」
「はぁ…岡部翔子です」
「亜実子ちゃんでーす」
木村先輩と同じ部類の匂いがする先輩に、自己紹介もやけくそ気味になる。
「俺環 悠仁(タマキ ユウジ)ってーの」
「俺木村…」
「聞いてないわ」
木村先輩に向かってバッサリ切り捨てた翔子はただただカッコよかった。
「翔子ちゃんって気が強いんだね。嫌いじゃないよ」
「………」
翔子の腰に手を回してる環先輩は、翔子の子供が見たら泣き出しそうな顔も気にせず口説きだした。
「あぁ~環はツンデレすきだよなぁ。俺は小春ちゃんみたいな子がいいけど」
「ちょっと…」
木村先輩は私の肩に腕を乗せ、環先輩と目配せをした。
そして、環先輩は翔子に。
木村先輩は私に向かって大変なご挨拶をした。
「「今日のブラは何色ですか?」」
「「…………」」
思いっきり足を踏んでやりました。