LoveForever
私の王子さま

3つの条件


私、西村 華恋(ニシムラ カレン)高校1年生です。今私は王子さまに恋をしてます。

彼の名は春田 舜(はるた しゅん)
学校1イケメンでモテモテの男の子です。

私の王子さまです。
私の片思いなんだけどね。

『華恋ーー!!』

!?
『姫奈?』

『華恋!春田君彼女と別れたんだって!』

『えぇ??なんで知ってんの?』

『ダァリンが教えてくれた』
嘘!あんなに仲良かったのに!?まさか……

『今がチャンスだよ!』
『でも自信ない………』だって私だもん。あんな美人さんの次に私ってあり得ないでしょ。

『華恋なら行ける!絶対に大丈夫。今日の放課後、頑張って!』

『そんなぁいきなりすぎるよ』

『ダメ。頑張って。春田君の靴に放課後裏庭に来てって手紙入れたから頑張って。華恋なら大丈夫だからね。自信持ってね。もう行くね。ダァリンが待ってるから。じゃあ頑張ってね~』

『ちょっと!!!』
姫奈は走ってどこかに行ってしまった。
どうしよう放課後ってもう放課後じゃん。
やばい……私頑張れ!
さぁ裏庭に行くんだ!
私なら大丈夫!


あ!春田君だ。
よし!頑張れ!

『春田君!私……私……春田君のことが好きです!付き合って下さい!』
お願いだから振らないで!………………

………………
………………



『付き合ってもいいけど』
えぇ?
『その代わり3つ条件がある』

『条件?』

『そう、条件。それが嫌ならお前とは付き合えない』

………
………
条件って言われてもなぁ…
『どうする?』

………
『付き合います!3つの条件聞きます!』

『1つ、俺と同じ委員会に入れ。2つ、他の男と喋るな。3つ、クリスマスまでに俺がキスしたくなるような女になれ。以上』
『クリスマスまでに!?あと1ヶ月しかないじゃない』
『がんばれ。1ヶ月あって咲かないものは咲かない。咲くものは咲く。』
じゃあ1ヶ月で無理だったら振られる。……

『じゃあな。明日向かいに行くから』

『え?あ、うん』

嬉しいはずなのに素直に喜べない。なんでだろう……てか私の家知ってんのかな?

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