white snow.
目の前には高校生の俺らでも手を付けやすい豪華であり、リーズナブルな料理が並ぶ。
窓際で、周囲より少し高く作られているレストランのお陰でパレードも見ることが出来る。
「あっ、ピーマン」
「ほら、こっちにやれよ」
「ん、ありがとう」
まおのピーマン嫌いは相変わらずだ。
数本のピーマンが俺の皿に乗った。
ったく、なんとか1本は食べるようになったが……。
「まおってほーんっと、ピーマン嫌いだよね」
「だってー、優ちゃんは苦いと思わない?」
苦くない。 気にならないんだけど…… まおにはどうやら気になるらしい。
「あっ、そろそろだよ!」
外が賑やかになる。 明るく、ポップな音楽が鳴り響いた。
食事は一時、中断。