始まりと終わりの間
6
厄介な男と絡んじゃったなぁ…
隆也があんなメールをしたから…?
冗談なのかもしれないけど、本気かもしれない。
コンビニから戻った隆也が、何かあったと察知して、アタシの顔を覗き込んだ。
「昨日のか?」
「何でもないよ」
「貸せッ!」
アタシから携帯を取り上げてメールを見た。
「こいつに、お前の事をどこまで話したんだ?」
「どこまでって…メアドだけだよ。本名も言ってない」
明らかに怒ってる口調だった。
タバコに火をつけるその仕草が、隆也のイラつきを表していた。
「…お前を怒っても仕方ないけど…」
フーッと煙を吐き、アタシに携帯を返した。
「どうしてこんなことしたんだ?」
「…」
「まぁいい…これから、どうするんだよ?
」
「まず…帰るよ。帰ってから考える。大丈夫だよ、隆也には迷惑かけないから」
好きな人だけど、彼氏じゃない。
隆也にとってアタシは幼馴染みなだけ。
それでなくても昨日、突然お邪魔しちゃったんだ。
これ以上は…
「ほら、落ち着けなきゃな…お茶飲んでさ」
「うん…」
さっきまでの、楽しいドライブではなくなった。
自分がしたことが原因だから仕方ない。
会話も少なく、ただ重い空気だけが車内を包み込んでいた。
今すぐ、隆也の側から離れたかった。
これ以上、嫌われたくない。
隆也があんなメールをしたから…?
冗談なのかもしれないけど、本気かもしれない。
コンビニから戻った隆也が、何かあったと察知して、アタシの顔を覗き込んだ。
「昨日のか?」
「何でもないよ」
「貸せッ!」
アタシから携帯を取り上げてメールを見た。
「こいつに、お前の事をどこまで話したんだ?」
「どこまでって…メアドだけだよ。本名も言ってない」
明らかに怒ってる口調だった。
タバコに火をつけるその仕草が、隆也のイラつきを表していた。
「…お前を怒っても仕方ないけど…」
フーッと煙を吐き、アタシに携帯を返した。
「どうしてこんなことしたんだ?」
「…」
「まぁいい…これから、どうするんだよ?
」
「まず…帰るよ。帰ってから考える。大丈夫だよ、隆也には迷惑かけないから」
好きな人だけど、彼氏じゃない。
隆也にとってアタシは幼馴染みなだけ。
それでなくても昨日、突然お邪魔しちゃったんだ。
これ以上は…
「ほら、落ち着けなきゃな…お茶飲んでさ」
「うん…」
さっきまでの、楽しいドライブではなくなった。
自分がしたことが原因だから仕方ない。
会話も少なく、ただ重い空気だけが車内を包み込んでいた。
今すぐ、隆也の側から離れたかった。
これ以上、嫌われたくない。