始まりと終わりの間
7
一人きりになると、更に怖さが増してきた。
もう、家の場所を突き止められたんじゃないか?
近くで見張ってるんじゃないか?
そんな気がして、窓の外を見る事が出来ない。
全ての戸締まりと、全ての部屋の電気をつけた。
"もったいない"という事よりも、暗い部屋に入りたくなかったからだ。
携帯を開き、チャラ男達と知り合うきっかけになったサイトを見る。
アタシは、いろんな人と会って話してみたかっただけだった。
援助とかじゃない。
当然、お金を貰うつもりもない。
ある人に
「男はねぇ…『食事の先』まで、考えるもんなんだよ」
そう言われて、キスされそうになった経験もあった。
今思えば…
危機感が足りなかったんだ。
何でも簡単に信じてしまう自分も、問題だったんだ。
会った人の数なんて分からないけど…
もう止めよう。
今以上の怖い目に遭いたくない。
いい人なんて、まずいないんだから。
時計を見ると、まだ23:00を前だった事に驚いた。
こんなに夜が長く感じるのは、久しぶりだった。
隆也は何してるかな…
もう寝てるかな…
電話したら来てくれるかな…
彼氏だったら彼女の側にいてくれるよね…
『アタシは何を期待してる?』
フフッと笑った後、ため息がもれた…
もう、家の場所を突き止められたんじゃないか?
近くで見張ってるんじゃないか?
そんな気がして、窓の外を見る事が出来ない。
全ての戸締まりと、全ての部屋の電気をつけた。
"もったいない"という事よりも、暗い部屋に入りたくなかったからだ。
携帯を開き、チャラ男達と知り合うきっかけになったサイトを見る。
アタシは、いろんな人と会って話してみたかっただけだった。
援助とかじゃない。
当然、お金を貰うつもりもない。
ある人に
「男はねぇ…『食事の先』まで、考えるもんなんだよ」
そう言われて、キスされそうになった経験もあった。
今思えば…
危機感が足りなかったんだ。
何でも簡単に信じてしまう自分も、問題だったんだ。
会った人の数なんて分からないけど…
もう止めよう。
今以上の怖い目に遭いたくない。
いい人なんて、まずいないんだから。
時計を見ると、まだ23:00を前だった事に驚いた。
こんなに夜が長く感じるのは、久しぶりだった。
隆也は何してるかな…
もう寝てるかな…
電話したら来てくれるかな…
彼氏だったら彼女の側にいてくれるよね…
『アタシは何を期待してる?』
フフッと笑った後、ため息がもれた…