Re:今でも君が好きです。
なぁ…やっぱり俺はバカだからさ?
お前の気持ちなんて…お前と過ごしてきた短い時間だけじゃ、分からなかったけどさ…
またお前とバカ出来る日が来るまで、少しでもお前の気持ちを分かってやれる奴になるからさ…
だから…
『また…いつか一緒にバカやろうな…?
その時まで待ってろよ?』
この日、俺は初めて泣いた。
誠とバカやって先生に怒られた時も、成績悪くて母ちゃんに怒られた時も涙なんて出なかったのに。
幼なじみの死は早過ぎて…“死という別れ”がある事を微塵にも考えてなかった俺には…泣く事無しには、その場を立っている事さえ…出来なかった。
それ程までに誠の死は悲しく、淋しく、そして辛く、悔しいものだったんだ…。