Re:今でも君が好きです。
もしも…あの時、美紀の手を離していなかったのなら…
今、美紀の隣には俺が居て、今日の結婚式は美紀と俺とのものだったかもしんない…
そんなん夢物語で、ただの空想で、ただの…ただの俺の願いだ。
それは、もう叶わないけど。
今の気持ちを最後くらい、美紀にビシッと決めたい。
そう思った時、俺は病室のドアをおもいっきり開けて、飛び出していた。
また呼吸困難で倒れるかもしれない。
そんなん糞くらえだ。
倒れてもいい。呼吸困難で死んだっていい。
でも…せめて倒れる前に、美紀に気持ちを言わせてくれ。
それまで持てよ…持ってくれよ…
やっと美紀に気持ちを伝えられる勇気を持てたんだ…
頼む。頼むよ…