余命 三ヶ月




そんな昼下がり。


いつもの蘿娜の玄関。
学校帰りに自分の家を通り越してわざわざ蘿娜の家まで
送った杷來。


何故かとっさに
ありがとうと言わずに


蘿娜が言う『杷來ぅ』

『ん~?どしたぁ蘿娜』杷來が言う。

『ch~u』
杷來…『んっ…蘿…チュ娜』
『な、何すんだょっ(照』ただ黙って杷來を見つめてクスクス笑う蘿娜。

蘿娜『ばぃばぃ杷來』



< 9 / 13 >

この作品をシェア

pagetop