カレカノ。


「蓮…ごめんね?」



手を合わせて謝る。
そしたら、「はぁ…」ってため息が聞こえてきて


「やだ」


「……は?」


「せっかくの誕生日なのにさぁ…
忘れたとかひどくね?」


「そーよ?昨日だって、釘刺したのに すっかり忘れてるんだから」


「う…それは本当にごめん…」


「本当にごめんって思ってんの?」


「うん、うん」



蓮の言葉に何度も頷く。


「じゃあ放課後、買い物付き合って。」


「へ?」


「そしたら許す」



なんかそれだけでいいのかな?

3人で遊べるし私は全然、構わないけどさ……



「ゆー、3人じゃないからな?」


「え、なんで」


「なんでって あたし蓮にプレゼントあげたじゃない。」


「えぇー、一緒に行こうよ」


夏華の腕を掴んで言ったけどすぐに振り払われて


「無理。今日、約束があるの。2人で行ってきな」


え……冷たいよぉ
夏華、ひど



「ゆー、よろしくな」



なんか夏華は楽しそうに私と蓮を見るし、
蓮は意地悪そうに笑うし。


なんか放課後が怖いです。







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