星の数の恋よりも月と同じくらいの恋



「徠、あんた、いっちゃんのことを
一体なんだと思ってるのよ!」

「尋華、キミいたんだ?
なにしてるわけ?」



尋ちゃんの質問には答えず、
逆に聞き返す徠くん…



「あたしの質問に答えなさいよ、
徠、あんた、いっちゃんをなんだと思ってんの?」

「はぁ、乙香をなんだと思ってる?
乙香は俺の彼女だけど?」

「徠くん、ちょっと話しがあるの、
外でいいかしら?」

「お母さん…?」



お母さんは微笑んで
徠くんと静かに病室から出ていった…





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