星の数の恋よりも月と同じくらいの恋

―――尋華の出来事――



いっちゃんのお見舞いにテスト期間中以外は
毎日欠かさずに行って
いっちゃんと話すのがあたしの日課



「ねぇねぇ、尋華、
一緒にこれからカラオケ行かない?」

「ゴメン、パス」

「尋華ノリ悪くない?」

「しょうがないよ、
尋華は乙香が一番なんだし」

「本当ゴメン!!
いっちゃんのとこに行かなくちゃ」



クラスメートに謝りつつ学校を出る…



いっちゃんは大切な幼なじみでもあり親友だから、
クラスの子より1番大切なんだもん
みんなは解ってくれないけど…





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