星の数の恋よりも月と同じくらいの恋
「あっ、やべぇ」
携帯で時間をみるなり焦る男の子…
「大丈夫?」
「あっ、俺?無理駄目!」
面白いくらいに焦ってる
その間も目が離せない
「あー!!名前、名前、教えて?」
「名前?、洙羅 尋華《しゅら ひろか》です」
「じゃ、尋ちんだね!!
俺の名前も教えるね♪
妣桜 紫惟《ひお しい》紫惟って呼んで」
「紫惟…くん?」
「キュンキュンする!!」
その紫惟くんの言葉であたしまで
ドキドキしちゃって顔が熱くなる
―初対面の紫惟くんに恋したんだ…――
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