星の数の恋よりも月と同じくらいの恋

―――乙香の目線―――



尋ちゃんは凄く幸せそうで、わたしまで嬉しい



「尋ちゃんおめでとう」

「ありがと、いっちゃん
あたしね、紫惟くんもいっちゃんも
凄く凄く大切なんだ…
でね、紫惟くんといるともっと一緒にいたいとか
話していたいとか、会いたいとか、声が聞きたいとか
沢山の気持ちをくれるの、
いっちゃんも紫惟くんと同じ気持ちをくれるの、
だからありがと!!」



尋ちゃんの言葉がわたしの心を波打たせる
悠諳さんを想った気持ちと一緒だ…





















―わたし、悠諳さんが好きなのかもしれない―






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