星の数の恋よりも月と同じくらいの恋
「ことわ…「よし、良くやった、紫惟!!」
「勝手に決めんな!!馬鹿」
「悠諳、3週間後に迎えに行くな」
そう言い残して、紫惟のやつは帰って行った…
「兄貴!!どうしてくれんだよ!!
俺は、乙香ちゃんが好きなんだよ!!」
「お前の気持ちは固まってんだろ?
その気持ちを大切にしろよ?
それから、ちゃんと5日後に退院するって伝えろ?」
そして兄貴もまた、そう言い残して帰って行った…
ほんとに好き勝手なこと言って帰りやがって…
だけど、兄貴は解ってたんだ…
俺が乙香ちゃんのことを
“好き”ってことを…
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