星の数の恋よりも月と同じくらいの恋



「いっちゃんにいち早く紹介したくて
紫惟くん連れて来ちゃったんだけど、ごめんね」



紫惟くんって呼ばれてる人は
尋ちゃんが言ってた通りの可愛い系な男の子…



「あっ、はじめまして」

「はじめまして、尋ちんあっ、
尋華ちゃんとお付き合いさせていただいてる紫惟です」

「ぷっ…、わたし
尋ちゃんのお母さんとかじゃないよ?」

「あっ、確かに…」



紫惟くんは尋ちゃんの言ってた通りのいい人だった



「紫惟くんも、
いっちゃんも仲良くなってくれて良かった」


紫惟くんの人懐っこさと尋ちゃんのおかげで
初対面だったのに普通に話せている



「あっ、いっちゃん?って呼んでいいかな?」

「はい、大丈夫です」

「ありがと!そーだ、いっちゃんにも
俺の親友に会ってほしいんだけど、3週間後に」

「…えっと、わたしが?
わたしでいいのかな?」



2人は頷いて、
そのあと他愛のない話しをして仲良く帰って行った

そして、静まりかえった部屋で
悠諳さんからの手紙を開けた




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