星の数の恋よりも月と同じくらいの恋
「「そこ笑うとこ、じゃないから!!」」
「綺麗にハモった」
尋ちゃんの言葉で2人して顔が赤くて
それでまた笑っちゃった
「乙香ちゃんそんなに笑わないでよ」
「だって、悠諳さんと紫惟くん
同じくらい顔が赤くて可愛くて」
「乙香ちゃん、俺のこと
“悠諳”って呼んでくれない…かな…?
ダメ…かな…?」
「いっちゃん、呼んであげたら?」
「悠諳、くん…?」
「………///」
恥ずかしいけど呼んでみた…
だけど、反応がなくて顔をあげたら
「えっ?悠諳さん大変凄く赤いです!!
大丈夫ですか!?」
「違う、違うんだ…
ただ、あまりにも嬉し過ぎて…って、
また“さん”に戻ってる…」
悠諳さんの言葉が恥ずかしくて俯いた
.