星の数の恋よりも月と同じくらいの恋



「ううん、あの時ちゃんと
断りきれなかったわたしが悪いの…」

「そんなことないよ
あたしがちゃんと解ってあげられてたら…」

「過去を悔いても戻れるわけじゃない…
2人して自分を責めてどうすんの?」

「悠諳の言う通りだと思うよ?
過去は変えることは出来ない…
けどさ、未来は変えられるだろ?」



紫惟は乙香ちゃんたちにかけた
言葉だったけど俺の胸にも響いた…

“未来は変えられる”

―これから変えれば、いいんだ…――

乙香ちゃんを想う気持ちは
何一つだって嘘じゃない、
いつでも本気なんだから…





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