星の数の恋よりも月と同じくらいの恋

「話しって言うのは、
乙香ちゃんのことなんですけど…」

「遠慮せずに続けて」



お父さんがそう言って悠諳くんに
微笑みかけるとすーっと息を吐いた



「あの、俺…、えっと………
乙香ちゃんのことが…好きです!!
乙香ちゃんには彼氏がいることも
聞いて知ってます、
病気のことも詳しくは解らないです。
けど多少は知っています!違います!!
いや、違わないんです!!｣

「ぷっ…、焦りすぎて
昔の俺みたいだ…」

「本当、昔の貴方みたい｣


お父さんとお母さんが
笑うと悠諳くんの顔も赤くなって
わたしの顔も赤く染まるのが解った





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