星の数の恋よりも月と同じくらいの恋
そして、悠諳くんの言葉を思い出す…
“乙香ちゃんのことが…好きです”
えっ…?
悠諳くんも、
“好き…?”
“同じ気持ちなの…?”
なにかの…
間違え…
じゃなくて…?
一人困惑する頭中で考える…
考えても出てくるのは
“乙香ちゃんのことが…好きです”
って、言う悠諳くんの言葉だけ…
「乙香、あなたたち両想いだったのね!!
おめでとう」
「まだ喜ぶには早いだろ
乙香にはまだ問題が残ってるんだから」
――やっぱり、夢じゃないんだ!!
わたしたち、“両想い”だったんだ!!―――
そう思うと、一気に嬉しさが
込み上げてきた
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