勝手にしたらいいじゃない
サキ、トモミ。
その他に、リサコ、ユイ、ヘイタ、カサクラさんに後輩のヨリ。そして学校の違うヒイナ。
私の友達で、病んでる人たち。
私はこの皆を、どう思ってる?
アスミはベッドに仰向けになり、部屋の天井を見上げた。
白い天井。
埋め込み式のライト。
教科書の散乱した机。
自分の書いた絵で埋まった壁。
青いカーテン。
古めのシングルベッド。
ブーッ。ブーッ。
携帯のバイブがなる。メールだ。時間は…もう12時をまわっている。それでもメールは次々とくる。どれも死にたがり共の病みメール。
なるべく、優しい言葉を並べて励ます。毎日その繰り返し。
『しにたい』
『しにたい』
『しにたい』
『しにたい』
一日一回は必ず聞く言葉。
『しにたい』
「…つかれた。」
そう呟いて、アスミは携帯を閉じた。
目をつぶれば、いつの間にか寝ていた。