勝手にしたらいいじゃない

サキがトモミを道連れに死んで一週間弱。

湧かない実感。

アスミは通夜も葬式もいかなかった。
それどころか何時ものように普通に生活していた。

そんなアスミは今日も学校を終えて帰宅。部屋に着いて携帯を開いた。

携帯の着信履歴に、リサコ、ユイの文字がいくつも並ぶ。

「…やっぱり。」

アスミが呟く。するとリサコと言う名前をクリックして電話をかけた。

「もしもし。」

『もしもし!?アスミ!?もーずっと待ってたんだからぁ〜!!ユイがすねちゃうから早くログインしてよ!』

ハイテンションで一気にしゃべる女の声。

「リサコ声でかいよ。」

とアスミが返す。
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