勝手にしたらいいじゃない
アスミの周りには、そう言う友達が、何故か多い。
週一回は、そう言う友達から電話が来て、「しにたい。」と泣かれる。アスミはその度に「大丈夫だから、なんとかなる」と励ますのだ。

「うんじゃ、ね」

と言うとトモミはポケットにカッターナイフをしまい、そう言う机を降りて隣のクラスに向かって歩き出した。
だがそこでーーーー。

キーンコーンカーンコーン。
キーンコーンカーンコーン。

トモミが静止してからくるっとこちらを向いた。

「エヘヘ〜チャイム、なっちった〜。」

頭をかきながら舌を出してトモミは苦笑いすると、自分の席へ走って行った。



この日は水曜日。午後の授業は一時間だけなので、終わるとすぐに終学活が始まり、15分程で終わる。


終わったあとにアスミは少し速足に下駄箱に向かった。
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