運命
置き手紙をクシャクシャに丸め、ゴミ箱に捨てた。
そして、キッチンへと向かい、今日の朝食を作り始める。
「いただきまぁーす」
一人だけの反響する声を聞き、やっぱり寂しいなぁと感じる。
片付けを終え、学校へと向かう。
通りには、通学する生徒なんていない。
草むしりするお婆ちゃんや、買い物袋を提げた主婦。
携帯電話片手に話するサラリーマンや、不良と呼ばれる高校生。
そんな人達しかいない。
なんでかって?
ぁたしの登校時刻が遅いから。
そんなとこからして、ぁたしも不良なのかなぁなんて、考えてしまう。