願わくは…君の右翼に


父は決して母親が嫌いなわけじゃなかった。

だから母親が困っているとなにかしら無理な要望にもこたえる。


“父親”をしらない父が“母親”に執着をもつのは当たり前。


だから私の父はマザコン。


少しでも悪口を言うとすごく怒られる。


もちろん私の母に対しても。



端の席なので先生の言葉を聞いているふりをしながら外を見ていた。


三階から見る景色はやっぱり一階では味わえない景色があった。


て言っても住宅とか車とかそんなものしか見えないけど。


私的に満足。


視界に茶髪の子が見え外に向けてた視線を茶髪の子に向ける。


いかにも不良っぽい人?

それかきつそうな人?


でも怖いっていう感覚じゃなく綺麗って思った。



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