願わくは…君の右翼に

クラス表のところまで行くとそこにはたくさんの生徒で賑わっていた。


この中学校は二つの小学校と合併してなってるから知らない人は半分ぐらいいる。

「美奈ー!あんた何組?」

美奈とは私のことです。

山下美奈。

それが私の名前。

私に話しかけてきたのは安部 郁。

私の友達。


「おはよう、郁。私は…5組だよ。」


「マジで?私、6組なんだけど。えー美奈と離れたじゃん!!」


不機嫌になってしまった郁。

彼女とは6年生からの付き合いでまだ一年だけど月日関係なしですごく仲がいい。


「あそこヤンキーいるよ。」

「マジで?うわーあんなのと同じクラスになりたくないよね。」


コソコソと聞こえる声は私たちのことを言っていた。

いや正確には郁のこと。

郁は見た目がすごく派手で髪は薄く茶色。
背も高いしよけい目立つ。

後、顔が大人っぽい。

私も顔はどちらかというと老け顔で前二人でバスに乗った時なんか子供料金なのに信じてもらえない時があった。

それぐらい老けてるんです。

こんな顔が私は嫌い。

損なことばっかりだし。



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