願わくは…君の右翼に

「そういえば、美奈が好きな人あれ私のクラスになってたよ。」


私の心を読んだかのように言う彼女。

本当に一瞬ドキッとしたよ。



「そっか。」


でも同じクラスになれなくてすごく残念に思った。


まぁー5,6年クラスが同じだったからなんとなく予想はついていたけど・・・でもやっぱり寂しい。

気軽に話せなくなってしまうし。


同じクラスだと話すきっかけがあるけど基本誰も近づくなオーラを持ってる彼だから私なんかが近づけるはずがない。


しかも裏の情報によれば内緒にしてるらしいけど彼女がいるらしい。


誰も見たことがないがそういう噂が流れている。


だけど噂は噂だからと自分に言い聞かせ信じていなかった。


いや信じたくなかっただけかもしれない。



「そんな残念そうな顔しないで。私でよかったらなんでも協力するからさ。」


そう言って私の肩をたたく。

本当に郁は優しい。





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