マスカラぱんだ


可愛くて、綺麗で、スタイルよくて、すぐヤれる。

そんな都合のいい女がいるなんて。ラッキー。


「マミ。それでも俺は福田のことが好きなんだ。だからほんと、ごめん。」

「・・・碧のバカ!」


潔く頭を下げて謝る俺に向かって、マミは最後にそう怒鳴ると、体育倉庫裏から姿を消した。

俺様に向かって、バカとはなんだよ!

でも、ま。これでマミと別れられたから良しとしよう。

俺は、さっきマミから得た情報を、頭に思い浮かべながら、ある場所に向かって足を進めた。


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