青い名札
距離
あれから西村に対しての
気持ちは普通のままで
ただ単に先生として
塾の中では
1番好き
な感じだけだった
電車から降りて駅に着くと
「よっ!」
後ろから声をかけられて
振り向けば
幼なじみの 隼人 がいた
「もお、後ろから声を
かけるとかまぢ止めろよ」
いつもお前そおだし
痴漢と間違えちゃうよ
「良いじゃん、だって
いつもお前さ前に
いるじゃん?」
そんなことないのに。
ちょっとムカついて
先に行くと 向日葵畑 があった‥
本当いつ見てもきれいっ
9月なのにまだ咲いてるんだ
「おっ向日葵じゃん!」
なに今更こいつは
気づいてるんだか
「お前前みたいだよな‥
あ、彼氏と上手くいってんの?」
急になに言ってんだか
「まあね、」
なんて上機嫌に
言ってやった