想い出の宝箱
戻れない
「彩・・・彩!!」
気が付くと私は
真っ白なワンピースを着ていた
私の前には心配そうに顔をゆがませる
翔太がいた
「やっと気づいた」
「あれ?私・・」
ここがどこなのかもわからなかった
だけど前には翔太が
笑顔で私をみつめていた
「彩、大好きだよ」
「翔太どうしたの?」
いきなりそんなことを言う翔太が
なんだかおかしくて笑ってしまった
「フフッ私も翔太のこと大好きだよ」
私は翔太に抱き着こうとした
すると翔太は笑って
「ごめんな、彩」
と言って姿を消した