想い出の宝箱




「翔太!!私のこと分かる?」



「ごめんなさい、あなたは誰ですか?」





「嘘・・・ねぇ、翔太?冗談だよね!!


今なら怒らないよ?嘘・・・だよね?」



「すいません」



私は崩れ落ちた



翔太が私のことを覚えてないことがはっきりわかって


涙さえ出なかった


だけど、立ち上がるような気力もなかった



「彩ちゃん!!ごめんね、ごめんね」



翔太のお母さんが私の肩を抱き

泣きながら謝った





「夢ならいいのに・・・・」



私はそうつぶやき倒れた




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