想い出の宝箱



まだ痛む頭を抱え



階段を上った






そこには私の今の心とは正反対の


青くきれいな空が広がっていた




「うっ・・・」



涙が自然と流れる


さっき止まったはずなのに

とめどなく流れてくる




「私、翔太に忘れられたら
どうやって生きていけばいいの?」



誰もいない屋上で1人空にむかって叫んだ





「いや・・・・もうやめてよ!!」





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