想い出の宝箱





私は何度も「ごめん」とつぶやき


泣いた





「わかったか?」



おじさんは私の頭を撫で優しく微笑んだ




「おじさんありがと」


笑顔で言うとおじさんは困ったように

頭をかいた



「おじさんかぁ、その呼び方はやめてくれ


まぁ、おじさんなんだが・・・」




ごにょごにょと言っているおじさんに

私はなんて呼べばいい?と聞いた


「じゃあ、てっちゃんでいいよ」


「てっちゃんー?変なの」


「徹って言うんだしょうがねぇだろ」



「ふーん、てっちゃん、よろしくね

私のことは彩でいいから」




私はてっちゃんとすぐに仲良くなり


いろんな話をした




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