想い出の宝箱



てっちゃんは面白い話をしてくれた



「元気になったか?」


「うん・・」


「じゃあ、もうこんなことするなよ?」


そう言っててっちゃんは屋上を出た






空が私を包み込んでくれているような気がした


さっきまで死のうとしていたとは考えられないほど


わたしの気分は楽になった




数分空を眺めた後

私は翔太のいる病室に行った






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