想い出の宝箱




「ごめん、俺なにも覚えて・・」


「いいの、いいの!!ゆっくり思い出してもらえれば
それでいいし



それに、また新しい思いでいっぱいつくろうね」



「うん」



無理やりかもしれないけど笑顔を作った



「私もたまたまケガをしてここで入院してるから

いつでも私の病室に遊びに来てね?」


「わかった」



約束をして病室を出た





翔太だけど翔太じゃないみたいだった


私に気を使っているように見えた





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