想い出の宝箱
気分が晴れたところで
病室に戻ると
お母さんの声が聞こえた
「お母さん?誰かいるの?」
私はドアを開け笑顔で病室に入った
そこにいたのは
私を突き飛ばした子達とまどかさん
なぜか広瀬もいた
突き飛ばした子達は
泣きながら私のお母さんに
謝っていた
「なに・・・?」
「あ、彩乃・・あのね、この子達謝りに・・」
「なんで!?今更何しに来たのよ!!」
さっきまで気分が良くて
笑顔だった私が嘘のように怒鳴り散らした