想い出の宝箱



「日向さん・・ごめんなさい」



女の子たちは泣きながら謝った



「どうしてくれんのよ!!
なんであんなことしたのよ!!


翔太の記憶・・返してよ・・」



返ってくるわけないことだってわかってる



だけど、私は床に崩れ落ちながら

何度もつぶやき泣いた



「ごめんなさい・・・ごめんなさい」


女の子たちはそれでも謝り続ける



「彩乃ちゃん・・この子達は

私のためにと思ってやったの・・」



「は?」

まどかさんはうつむきながら
話した






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