想い出の宝箱
だけど、そんな愛のない付き合いはすぐに
終わった
あたしは翔太に呼び出されて言われた
「俺が好きなのは彩だけだ」
そんなの知ってる・・・
「私と別れてもいいんだ
彩乃ちゃんがどうなっても・・」
「そんなの俺がいくらでも守るし
だから、そんなことしても
俺はもうお前とは付き合わない」
ズキン―――
「ほ、ほんとうに守れるの!?
守り切れるの!?」
「わかんねぇ、だけど俺は
まどかと付き合うことで
彩を傷つけたくない
たぶん彩は俺が守るって言ったら
信じてそばにいてくれると思う」
涙が頬を伝った
終わったな・・・