想い出の宝箱
「まぁ、まぁいいじゃーん」
私はヨロヨロと2人の間へ行き
2人を離れさせた
そしたらいきなり
翔太が私の肩を抱いて
「もう大丈夫だから
お前はもう帰れ」
竜也にキツく言った
竜也もキレて「あ、そう」なんて言って
帰ってしまった
「ねぇ?ごめんってばー
もう飲まないしさ?」
「わかってるよ
ってかお前酔いさまさねぇと
親にバレるぞ?」
「あぁーそうだねぇ」
「ちょっとここで
酔いさますか」
翔太は近くにあった石段に座って
手招きをした
2人並んで座ったのはいいけど
会話が珍しくなくて
沈黙が続いた