想い出の宝箱



もうこれ以上考えてたら
もっとダメになると思って


少し睡眠をとることにした





昨日はずっと寝てなかったから
すぐに眠りに落ちた






―――彩?俺のこと好き?

翔太の声がした
姿は見えないけど
これは絶対翔太の声だった

好きだよ
大好きだよ!!


私はなんの迷いもなく
声のする方向へ
叫んだ




―――――でも、俺はお前を守れないんだよ


いいよそんなの!!
一緒にいるだけで充分・・



――――彼女を守れない彼氏なんて
最悪だよ。もう俺から離れよう彩?



どんどん聞こえなくなる声を
追いかけながら私は


一緒にいたい!!一緒にいて!!


そう叫んでた






「はぁ・・」


起きると涙と汗でぐしょぐしょになっていた

「夢か・・夢でよかった」






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