想い出の宝箱
次の日学校へ行くのも
私はわざと早く家を出ようとした
だけど
家の門に翔太が
もたれかかっていた
「翔太・・・」
私が来たことに気付いた
翔太は少し機嫌が悪く
「あのさー、なんで昨日先に帰ったわけ?」
眉間にしわを寄せて聞いてきた
「・・・用事があったの」
「嘘つくなよ」
下を向いて適当なことを
言ってみたがやったぱり嘘は見破られた
ここで、また嘘をついても
また見破られるだろう
「だって、告白された子と付き合うんでしょ?
なら、私と帰らない方がいいじゃん」
正直こんなこと言いたくなかった
だけど、翔太のために・・・・・