想い出の宝箱




放課後

俺はコンビニで彩が
好きそうなものを買って
家へ向かった



久しぶりに入る彩の家

なかなかインターホンを押せなかった



勇気を出して押してみると
中から彩のお母さんの陽気な声が聞こえた




「は~い、あら?翔太くんじゃない」


「あ、ども。彩は大丈夫ですか?」

「あ・・・・ごめんね今日は
会わないでやってくれるかな?」



予想外の返事に少し戸惑っていると
彩のお母さんは俺を
居間へ招き入れてお茶をだしてくれた



「なんかね、ストレスから胃にきてるみたい

胃が痛かったり、さっきも吐いてたし・・」


そんなにひどかったのか・・・・



「少しの間学校休むことになったの
やっぱ学校生活に悩むとこがあるらしいの

でも、治ったらすぐに行かせるからね」



そう言って彩のお母さんは笑うけど
心配そうな感じだった



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